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伝統的な日本酒 × 挑戦

滋賀県は、緑豊かな山々に囲まれ約400本もの河川が流れていることで、美味しいお酒を造るために必要な水やお米が豊かにあり、現在33軒(滋賀県酒造組合加盟数)もの蔵元があり、それぞれ個性豊かな日本酒が造られています。

滋賀県は、緑豊かな山々に囲まれ約400本もの河川が流れていることで、美味しいお酒を造るために必要な水やお米が豊かにあり、現在33軒(滋賀県酒造組合加盟数)もの蔵元があり、それぞれ個性豊かな日本酒が造られています。
本記事では、甲賀市水口町にある笑四季酒造をとおして日本酒の魅力にふれていきます。

笑四季酒造の歴史

旧東海道沿いで1892年に「竹島本家」として創業し、現在の「笑四季(えみしき)」は2代目竹島仙治郎氏により名づけられました。
「笑四季」とは、“酒は人生を楽しく暮らすときの糧となり、人と人とを絆ぐ潤滑剤の役目を担う。
四季折々、酒を以って日々笑って過ごせるようにと願う”と言い伝えられ、口に含んだ時に思わず笑みがこぼれるような美味しいお酒を醸造する意気込みを表しています。

そして、現在5代目竹島充修(たけしまあつのり)氏は、笑四季のお酒を造るにあたり四季折々の情景から受けるインスピレーションをもとにどのようなお酒にするのかを決めているとのこと。
笑四季のお酒は、「きれいな甘さ」に主眼をおき、原材料にこだわり、温度、水の管理にこだわり、菌を見極め、昔ながらの製法も取り入れ、誠実にコツコツと醸造されています。


5代目の挑戦

5代目竹島氏は醸造において新しいことを取り入れるだけではなく、もしかすると効率化の真逆にあるかもしれない、今や過去のものとなっている昔の醸造方法に光をあて失われてきた理由を見つめなおし、昔ながらの酒造りにも価値を取り戻しながら、酒造りの工程を一つ一つていねいに取り組むことを心がけておられます。

売り方についても挑戦されています。7年ほど前から今までのお客様をターゲットにするだけでなく、時代の変化をとらえ、SNS等を活用してファンを獲得したり、「MADE IN JAPAN」のブランドと「伝統文化」を合わせた最高のコンテンツとして、海外に向け積極的に出荷を拡大する等新しいお客様も獲得してきました。
また、一目見て笑四季酒造のお酒だと分かってもらうために、他の酒蔵に先がけてラベルづくりにアートを取り入れ、わざわざ「笑四季」のお酒を選びたくなるようなこだわりをもった日本酒の販売をされています。


未来の子どもたちへ

歴史と伝統を受けつぎ未来に酒造りをたくす5代目竹島氏に子どもたちへの思いを伺いました。
学校教育でお酒について習うことがありますか?
お酒のことを学ばず大人になり社会に出てお酒を飲み始める人が圧倒的に多いから、お酒の問題が一向に減らないのではないかと指摘します。

お酒の種類や製造方法といったことだけでなく、お酒との付き合い方や体質といったことを子どものときから学ぶ機会が必要ではないかというのです。

日本酒はいまやワイン等と同様にグローバルな商品だという理解のうえ、社会科見学などで、地元にある蔵元で実際に現場を見て感じることが日本文化を支えていく上でも非常に大切ではないかとのこと。
お酒は未成年には関係ないという認識を改め、日本酒はもっと日常的で世界に誇れる文化の一つとして体験し、未来へつなぐ必要がありそうです。

※本記事は、笑四季酒造様への取材を元に作成しております。