感じる

清らかな居醒の清水

水を大切にする発酵文化が盛んな滋賀県には街中にきれいな水が流れているところがいくつもありますが、醒ヶ井(米原市)は、宿場町であったことから昔ながらの街並みが残っていることもあり行っておきたい場所の一つでしょう。

水との調和

水を大切にする発酵文化が盛んな滋賀県には街中にきれいな水が流れているところがいくつもありますが、醒ヶ井(米原市)は、宿場町であったことから昔ながらの街並みが残っていることもあり行っておきたい場所の一つでしょう。

都心の街中に流れる川は治水のためにがっちり公共工事がされていてお世辞にもきれいとは言えない水が流れているところが多いので、そんな光景を見慣れていると醒ヶ井はきっと心を癒してくれることでしょう。

居醒の清水

醒ヶ井には約13万人もの観光客が訪れます(令和元年)。
電車をおりてすぐにきれいな水の流れ(地蔵川)にふれられる気軽さもありますが、SNSで話題の梅花藻というきれいな水中花の存在も大きいでしょう。
梅花藻は清流でしか育ちません。まるで蛍のようですね。

梅花藻を育む清流は、伊吹山の南にある雲仙山にふり注いだ雨が地下水となり湧き出たものです。
醒ヶ井駅から徒歩圏にある加茂神社に地蔵川の源泉が湧き出ています。
この場所、「居醒の清水(いさめのしみず)」と言います。

平成の名水百選に選ばれており、1日で約1.5トンもの水がコンコンと湧き出ています。
1.5トンとは2Lのペットボトル7500本に相当します。
ヤマトタケルの伝説があるくらいの場所なので遥か昔から湧き出ていたのでしょうが、今でもこの場所が住民の方に大切にされていることが伝わってきます。

水とともに

醒ヶ井の湧き水は、年間を通して14度前後のため梅花藻だけでなく生活にも便利に利用されています。
14度であれば夏場はひんやり。
地蔵川等では野菜を洗ったり果物を冷やしたりしますし、冬であれば積もった雪の融雪に使われます。

今では生活用水という側面より観光用の側面が強くなってきているかもしれませんが、ヤマトタケルの時代からこの地を潤してきた水がこれからの時代も人々に大事にされ受け継がれていくことを切に願うばかりです。

こぼれ話

醒ヶ井という名前の由来は、居醒の清水にあると言われています。
実は醒ヶ井という地名は滋賀県だけでなく京都府にもあります。
醒ヶ井通という南北に走る通りがあります。
滋賀県の醒ヶ井とは残念ながら関係はないようですが、名水を縁に醒ヶ井通の名がつけられたとのことです。