発酵滋賀 vol.19
少しずつですが暖かい日が増えてきました。
江戸時代には、夏の栄養ドリンクといえば、
【甘酒】が人気でした。
現在ですと、正月や大晦日など神社などで売られていたりと冬の印象が強い飲み物ですね。
以前の投稿で少し甘酒についても触れましたが、病院などで栄養補給のための点滴の成分とほぼ同じということで『飲む点滴』と例えられることも多いです。
【甘酒】とはどんなものでしょう❓
大きくわけると2種類存在します。
昔、神社などで振舞われていたものは、
酒粕に水と砂糖、生姜などを加えていたものが多くあったんではないでしょうか?(個人的感想)
子どもの頃、甘酒に好き嫌いが結構あったように思います。きっと酒粕のクセが子ども時代にはキツく感じたのでしょう。
2種類甘酒が存在すると先程書きました。
一つ目
【酒粕甘酒】
日本酒を製造時にできる搾かすで、
なんと日本酒製造時4分の1くらいでるそうですね。多くの酒蔵でよく酒粕としても目にしますね。
粕汁、粕漬け、奈良漬け以外に調理方法としてパッと浮かびません。
酒粕にもペプチド、アミノ酸、ビタミンやミネラル、酵母、食物繊維など、栄養素が豊富に含まれていることから食品としての価値が見直されています。
酒粕+砂糖+水分+お好み(生姜など)
酒粕は、日本酒の製造途中にでるので、
もちろん酒粕にもアルコールが含まれています。加熱により多少アルコール分は飛んでいますが、加熱加減により左右されます。
酒粕甘酒を飲む場合は、運転の必要がある方、妊婦さん、産後ママさん、子どもは注意が必要です。
そして、二つ目
【米麹甘酒】
米麹+ご飯+水分
こちらは、最近よく目にする甘酒かと思います。
なぜこちらが増えてきたかというと、
やはり味が大きく関係がありそうです。
僕自身も好みに甘酒は入っていませんでした。
しかし、酒粕や砂糖を添加してない分自然な甘みで飲みやすいというのが1番かと思います。もちろん、製造元によって配分が違いますので、味にも違いはあります。
『飲む点滴』と表現されている成分としては、米麹甘酒が近いです。
アルコール分も含みませんので、老若男女で気軽に摂取可能です。
具体的に比較すると
【酒粕甘酒】の方が【米麹甘酒】より豊富なもの
・タンパク質
・食物繊維
【酒粕甘酒】と【米麹甘酒】のどちらにも含まれているもの
・必須アミノ酸9種類(イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン)
・ビタミン
・ミネラル
など
こう見るとどちらも栄養補給として申し分のない飲料ですね。
ただし注意点もあります。
それは何でしょう❓❓
それは、甘さにあります。
糖質が多く、吸収も良いので、
血糖値を気にされる方には注意が必要です。
1日200mlを目安がおススメです。
薄めたり、ミックスジュースに入れたり、スイーツに使ったりとその限りではありませんが、何事も程々が健康維持の秘訣ですね。
昔に比べ、目にする機会も増え、
さらに選べる時代になりました。
知ることですこしでも皆さまのお役に立てると嬉しく思います。
つづく。
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